違いを楽しもう(お買い物編)
私、車の買い替えのため、新車を見に行ってきました。
10年ぶりに新しい車を見て、進化にビックリ。
全方向カメラ、座面にヒーター、メーターの表示もおしゃれ…
お店のスタッフさんの説明に目を丸くするばかり。
「えーっと…私はコレを使いこなせるだろうか?」不安がよぎる。
もうひとりの自分が「いやいや慣れれば大丈夫でしょー」と言う。
ドキドキワクワクしながら車内に座らせてもらう。
高級ラウンジにでも来たかのようなカッコ良い内装に、そわそわ浮き足立つ。
「私に似合うかな…」という想いがよぎる
他者からの目線を気にしている自分がいることに気づく。
「いや似合う似合わないじゃないな」
自分の想いを大切にしていくと決めた自分が立て直してくれる。
可愛い系の車もいいけど今回はカッコいい系の車に惹かれている。
そう思ったのだからそれでヨシだ。
私は物事を決める時にぱぱっと決められない。
色々と考えてしまうのだ。
けれど、そんな自分の癖も分かってきていて、最初に思ったことが正解。
ただいったん不安になって、迷って、立ち止まってよく考えたいのだ。
そして、実用的かつ効率的な部分も大切にしている。
色はシルバーにした。
趣味の家庭菜園の畑へ行くことが多いので、砂埃や汚れが目立たないカラーを選択したのだ。
私は色々なシチュエーションを考えつつ、落としどころを見つける。
それが私の決め方マイル-ル。
私の娘は決断力が早い。
買い物に行くとなると、行く店はすでに決まっている。
買いたいものも決まっている。
だから、それを見つければ即決なのだ。
私との違いが面白く感じる。
先日もワンピースが買いたかったようで、「イオンに行きたい。」と言われた。
が動ける時間は2時間程度。
私からしたら「え?今からイオン?時間ないよ…」が本音
娘に
「移動時間を入れるとお店に居られるのは1時間だけどいいの?」
と聞くと
「大丈夫」と言うので、やれやれ…と思いながらお店に向かいました。
娘は目的の店へ直行し、店内を見渡して、気になるものにいくつかだけ手を触れる。
そして、あっという間に「コレ」と娘は決めてしまう。
私なら全部を見て、その中から決めるから、余計なお世話をしてしまう。
「これは?」「こっちもいいんじゃない?」
私の言葉はスルーされ、決めたものを試着。
色違いのものは試着していたけれど、やっぱり最初に「コレ」と言っていたものに決まる。
ワンピースに合わせて、お店の人が用意してくれたブーツ。
こちらも即決。早すぎる…うらやましいぐらいに、さくっと。
「悩まないね~迷わないね~」と茶化しても
むしろキョトン顔で、そんな言葉は私の辞書にナイぐらいの様子。
分かり合えない母と娘でした。
私の母の決める基準は「お得感」と「サービス精神」
もちろんそれ以前に「欲しいものである」という大前提はあります。
しかし、お得感に弱いので、同じものを大量に買ってしまうパターン。
割引やセットでいくら…とかに飛びつきがち。
それを自分だけでなく、人にもプレゼントしたい人。
自分の分と友達の分とか、私にあげるつもりでとか…
とにかく大量の服、靴下、手袋、かばん…実家はモノであふれています。
それでも「服がない」と買おうとするのよ。
目の前になければ「ない」になる思考。
だからどんどん増える。
タンスの中やクローゼットの中に「ある」のですが~と私は心の中でつっこみつつ、お買い物に付き合う今日このごろ。
私ももちろん「お得感」は大好きですが、それでもやっぱり実用派効率的で、大量に買うことはないのです。
お買い物するときの決め方も、ほんと人それぞれ違いがありますね。
親子でもこんなに違う…
娘には娘の決め方があり
母には母の決め方があり
私には私の決め方がある
そのどれもが「らしさ」ですね。
どれか一つの方法で合わせようとしたら、きっとケンカばかりになるでしょう。
こーーんなにも違うのかぁ…と違いを楽しむ「人間ウォッチング」的なお付き合いがオススメです。